タイ料理をいざ自分で作ってみよう!と思っても、まず最初につまづくのが「タイ料理に必要な食材って何だっけ?」という点です。
レシピ本を見ても当然のごとく「シーユーカオとナンプラーを大さじ1杯ずつ…」などと書かれていたりして、「そもそも食材がどんなものかわからないし、どこで買えるのかわからない!」と挫折してしまう人が多いです。
そこで今回は、日本の家庭に一般的に置いている食材以外で、タイ料理を作る時に最低限必要となる4つの食材をご紹介します。
5つの食材
1.ナンプラー
タイ料理には欠かせない必須の食材として、まずナンプラーを紹介します。
ナンプラーは魚を発酵させて作られた液体調味料、いわゆる魚醤です。
独特で濃厚な旨味・匂いがあり、数多くのタイ料理で使用されているため、タイ料理といえばこの味、と言っても過言ではない食材になります。
ナンプラーは比較的入手しやすく、専門店だけでなく一般的なスーパーでも調味料コーナーの中華・アジアン料理が陳列されている周辺で売っていることが多いです。
2. シーズニングソース
次にタイ料理には欠かせない必須の食材として、シーズニングを紹介します。
大豆ベースのタイの醤油(シーユーカオ)に、砂糖、塩、核酸をブレンドしたコクのある調味料です。
日本で言うところのめんつゆのように、醤油ベースのコクのある調味料として、ガパオライスやカオマンガイを作る際等、幅広い料理に使用されています。
ナンプラーに比べると売られている店舗は限られていますが、専門店だけでなく一般的なスーパーでも調味料コーナーの中華・アジアン料理が陳列されている周辺で売っていることが多いです。
3.ココナッツミルク
タイカレーやタピオカミルク等のスイーツを作る際に必要な食材としてココナッツミルクがあります。
ココナッツの果肉から絞りだしたミルクで、紙パックや缶詰で売られているものと乾燥させてパウダー状で売られているものがあります。
一般的に、缶詰タイプや紙パックのものはパウダー状に比べて濃厚で油分が多いため、タイカレーやタピオカミルクを作る際に適しております。尚、缶詰タイプは、中身の一部が固形化してしまうケースがありますが、スプーン等で混ぜれば問題なく使用できます。
紙パックや缶詰タイプは開封後2~3日程で賞味期限が切れてしまいますので、保存のしやすさではパウダー状が使い勝手が良いです。使用する際に、パウダーに適量のお湯で溶くとココナッツミルクとして使用できます。
缶詰タイプ、紙パックタイプのものについても比較的入手しやすく、専門店だけでなく一般的なスーパーでも調味料コーナーの中華・アジアン料理が陳列されている周辺で売っていることが多いです。
4.各種ペースト
一から材料を揃えるのが面倒、まずは手軽に作ってみたい、という方には各種ペーストがおすすめです。
ペーストはいわゆるCook Doのような、必要な調味料がひとまとめになっている簡易で料理を作れるもとです。
例えば、パッタイをちゃんと作ろうとすると、ナンプラー、シーズニングソース、タマリンドソース等の調味料が必要で、1つも調味料をもっていない人にとってはハードルが高いです。
そんな時は、パッタイペーストを使えば、それらの材料がひとまとめに入っているので、簡単に作ることが出来ます。
特にタイカレーを作る際は、基本的にタイカレーペーストを使って料理します。(スパイスから揃えて作るのはかなり難しいので、日本で市販のカレールーと同じ感じイメージです。)
5.パクチー
タイ料理や他エスニック料理に多く使われるハーブとして、パクチーがあります。
近年パクチーブームでご存知の人も多いですが、独特の苦味・臭いがあり、ハマる人と嫌いな人が極端に分かれる食材で有名です。
近年は一般的なスーパーでも生鮮野菜のハーブコーナーで売っていることが多いですが、商品名がパクチー(タイ語)以外に、香菜・シアンツァイ(中国語)、コリアンダー(英語)と明記にぶれがあり、パクチーという名前だけで探しているとうっかり見過ごすことがあります。でも同じ食材なので安心してください(笑)
葉の部分を料理のトッピングに使うだけでなく、根や茎の部分を料理のだしとして使うことで香り豊かになります。例えばカオマンガイを作る時に、鶏肉を根や茎の部分を一緒に蒸すと、いい感じで香りがつきます。
パクチーは水分を必要とする食材のため、そのまま冷蔵庫に入れて保管するだけですと2日程で茶色くなり使えなくなってしまいますが、水とラップをちゃんと使えば1週間程度保管することができます。
もし近くのスーパー等でパクチーが手に入らない場合は、乾燥パクチーも売られていますのでオススメです。
食材はどこで手に入るか
以上5つがタイ料理を作る上で必要な最低限の食材です。近年ではこれらの食材はスーパーで売っていることが多いですが、もしお近くで手に入らない場合は、オススメの専門店や通販サイトも紹介していますので、あわせてお読みください。